以前に別サイトのブログで『OpenOcean/OpenDolphin をカスタマイズするために知っておいた方がいいこと』という記事を書いたことがある。
その中で
オープンソースのソースをインターネット上で公開しておくには、何らかの場所(リポジトリ)が必要で、その一つが、GitHub (ギットハブ。ネイティブっぽく発音するならギッ ハブでしょうか)です。他には sourceforge などもありますが、ドルフィン一族は、その多くが GitHub でソースを公開しています。
と書いたのだが(太字は筆者)、現在ではこの原則はほぼ崩れている。
まず、最近になってクラウド型の商用サービスを提供し始めた MIA の OpenDolphin は、ソースコードの一般公開はおろか開示もしていない。リポジトリ自体、「存在していない」。
以前からクラウド型のサービスを提供していた linuxmania の GlassDolphin もリポジトリはあるものの、現在配布されているバージョンのソースコードは MIA と同様、公開もしていないし、開示もされていない。
linuxmania GitHub: https://github.com/linuxmaniajp/OpenDolphin
そもそも「本家」と称されていた dolphin-dev のリポジトリ自体、 2018/10/23 以降、更新もされていない。
dolphin-dev GitHub: https://github.com/dolphin-dev/OpenDolphin
GPL 的にはソースコードは原則公開だから、その観点からするとおかしいのでは?と思うむきもあると思うが、これには、それ相応の理由があると思われる。
この話をおいおい。
(続く)
猪股弘明
医師:精神科(精神保健指定医)
OpenDolphin-2.7m 開発者
ソースコード
GitHub: https://github.com/Hiroaki-Inomata/OpenDolphin-2.7m
GitLab: https://gitlab.com/Hiroaki-Inomata/OpenDolphin-2-7m
(参考記事)
『OpenDolphin -wiki風解説-』全般的によくまとまってきました。GitHub リポジトリ調べるだけでもおかしな点がけっこうありますね。
『OpenDolphin と電子カルテの3要件とメドレー』個人的な体験を書いていたのですが、思いのほかネット上ではシェアされています。